母です。   
 長期の旅行でした。ヨーロッパ周遊旅行の日程を、2月、3月に組んだことを今更ながら考えます。旅行のシーズンで言えば、閑散期になります。何故シーズンオフを選んだのか、メリットデメリットを比較してみました。
 ☆ メリット
① ホテル料金が安い。30%~50%安くなる。(但し、6ヶ月~10ヶ月前に予約する。ラグジュ
  アリーセールを見逃さないでゲットする。)
② 観光名所が空いていて、ゆっくり見学できる。特に美術館は、ガラガラで貸し切り状態。
③ 電車が空いている。(前もって、指定席と乗車券は購入済み。その方が格段に安いから。)
④ 航空券がシーズン中に比べ、安く手に入る。

美術館はガラガラ ゆっくり鑑賞できる。マドリード ソフィア王妃芸術センター。
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工事中です。ザルツブルク レジデンツの入口。
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ホーエンザルツブルク城も工事中。
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 ☆ デメリット
① 観光名所は空いているが、この季節は工事中の所もあり見学できない箇所もある。
② 観光地では、バスの本数が極端に少ない。(エズ村。日曜日のせいかもしれないが。)電車、トラ
  ム、地下鉄は問題なし。
③ 観光地のレストランやお土産店の一部が、閉まっていた。8月のサマータイムと同じくらい。
④ ヨーロッパの冬は、寒い。 
シーズンオフの旅行のメリットデメリットを比較した結果、特質したことがありました。
 ☆メリットの中でも際立つのが、ホテル料金が安いことでしょう。さらに、サービスが良いことです。ニースのホテル ボスコロでは、ダブルルームで予約していたのにデラックスルームにランクアップしていました。ブダペストのホテル イベロスターでも、公園ビューの素敵な部屋にランクアップしていました。

ニースのホテル ボスコロ 広くて美しい!
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ブダペストのホテル イベロスター公園ビュー
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。☆5のホテルが、普通にランクアップしてくれるのも閑散期の特権ですね。 その他にも、これはランクアップしていると思えるホテルがいくつかあります。コスパ最高の料金とサービスに旅行者として、大満足でした。今度また泊まりたいと思わせるホテルに出会うのは、閑散期ですね。
 ☆デメリットの中で、これはもうどうしようもないけど我慢の限界だったのが寒さです。ヨーロッパの冬は、寒~いですよ。12月、1月は最も寒く雪が降ると言われていました。2月、3月ならまだましと思ったのですが、甘かったようです。
 ヨーロッパの気候は、温帯気候の領域に入ります。今回のヨーロッパ周遊旅行は、南ヨーロッパの地中海沿岸のスペイン、南フランス、イタリア。西ヨーロッパのオーストリア、ドイツ。東ヨーロッパのハンガリー、スロバキア、チェコ。この中で寒いのは、東ヨーロッパの大陸性気候(夏は暑く、冬は寒い。)です。

BAD WEATHER ‼ シベリアの寒波がやって来た。
 スペインのマドリード、バルセロナは暖かく14度前後です。日中はライトダウンでもOK。寒い日本から来たので、少し得をしたような気分でした。2月5日のころから、アメリカのABCニュース、CBS、イギリスのBBCニュースなどが、bad weather と言い、フランスの洪水被害や大雪のニュースで持ち切りでした。パリは、31年ぶりの大雪とか。 南フランスも思ったほど気温が上がらず、ニースで13度になりホッとしました。ジェノバが11度。意外だったのが、ヴェネツィアの7度です。イタリアだから暖かいと思いがちですが、7度が2月の平均気温です。
 2月18日ウィーンは、寒い。最高4度ー最低マイナス6度は、平均気温より5度低いです。午前中は、肌を刺すような寒さでした。これから益々寒くなるのかな。
 2月21日ハンガリーのブダペストは、もっと寒い。最高2度ー最低マイナス4度は、平均気温より3度~4度低くなっています。空は曇って体感温度は、氷点下です。
 2月25日スロバキアのブラチスラバは、かなり寒い。最高マイナス3度ー最低マイナス10度は、平均気温より5度低い。空はキンキンに晴れて、寒い寒いと力を入れるので体中の筋肉が痛い。

ブラチスラバの教会の夜 冷えています。
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ブラチスラバ城 雲一つなく 寒い
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  シベリアの寒波到来! 
 2月28日チェコのプラハは、ものすごく寒い。最高マイナス7度ー最低マイナス12度は、平均気温より13度低いです。まさにbad weatherなわけです。外気温に触れる、目、鼻、口が痛くて、冷たい空気を吸うものだから気管支が悲鳴をあげています。午前中はマイナス10度くらいで、極寒のため観光は暖かい場所を選びました。
 シベリアの寒波でロシアでは、氷点下65度に達しました。ヨーロッパ全体で、55人が死亡したとの報告があります。歴史的な寒波だったのです。

プラハ城の近く
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 プラハの空は真っ青でガラスのように晴れています。放射冷却現象でしょうか。そのせいでますます冷えているようです。スマホで景色をパノラマにして撮っていると、バッテリーがみるみる減ってしまい使えなくなってしまいました。寒さのせいでスマホに異常が起きました。この現象は、私だけではないので原因が寒さによるものと思われます。ここまで寒い気温にただただ驚くばかり。寒さ対策に万全の用意をしていたにもかかわらず、風邪を引いてしまいました。観光地のあちらこちらに、風邪を引いてクシャミをしている観光客がいます。私もその一人。気管支のためにマスクをしたいのですが、マスク率0%です。何故マスクをしないの?そんなこと気にしないでマスクをしたら、とても目立ちました。
 この寒さ普通じゃない。ホテルのフロントの人が、寒さが厳しいけど大丈夫ですかと気遣ってくれます。フロント横のコーナーに、リンゴジュースとオレンジジュースとクッキーが置かれていました。風邪の予防にビタミンCを大いに摂取させてもらいました。

プラハのバレリーナホテル
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 テレビのニュースで毎日のように、シベリアの寒波到来でヨーロッパ全土に被害が広がっていることが報じられていました。どうやらこの寒波は、3月の初めまで続くらしい。

チェスキークルムロフの雪景色
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雪が降った方が、暖かい!川にも雪が積もった。
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 東ヨーロッパは、寒いと知っていましたが寒波も加わり、予想以上に極寒の地になりました。3月2日、チェスキークルムロフに雪が降り美しい街になりました。最高気温マイナス4度ー最低気温マイナス11度。晴れの日より雪が降った方が暖かいです。これも放射冷却現象と関係がありそうです。私の気管支も、ヒューヒュー音がしてきました。ゴホンゴホンと咳をして、ヒューヒュー鳴る気管支。この寒さから早く脱出したい。3月4日、オーストリアのザルツブルクは最高気温12度ー最低気温0度で、チェスキークルムロフより16度も高温でした。この気温差に適応できませんでした。この夜私は、気管支喘息を発症しました。
 ☆メリットと☆デメリットを比較して、この旅のスケジュールがこの季節で良かったのかどうか疑問です。また皆さんにお勧めするべきか迷う所です。しかしながら素晴らしい旅だったことは確かです。シーズンオフの旅行の良いところ、悪いところを知って頂ければ幸いです。旅行にはつきものの、予想していなかった出来事が、寒波という自然現象でした。東ヨーロッパの厳しい冬を肌で感じることができました。これはこれで経験することができ、今後の旅行プランに反映できます。個人旅行の素晴らしさ、ぜひ味わってみて下さい。
 
 

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