今回の旅行は、娘2人と一緒に、実にバラエティーに富んだ計画となった。
長野・飯綱高原でのグランピング、富山での富山湾グルメ、「千と千尋の神隠し」の湯屋「油屋」のモデルと噂される歴史の宿「金具屋」などを組み合わせた旅だ。
しかも、移動はすべてマイカー。時間に縛られない、気ままな旅行である。
ちなみに「グランピング(Glamping)」とは、「魅力的な」を意味する「Glamorous」と「Camping」を組み合わせた言葉だそうだ。
旅行計画
今回の旅行計画は、ざっと次のようなもの。
1日目
埼玉の自宅から関越道・上信越道を利用して長野へ。善光寺を参拝した後、信州そばを堪能する。
その後、表参道を食べ歩きし、近距離にある飯綱高原のグランピング施設へ向かう。
2日目
上信越道・北陸道を利用して富山市へ。所要時間は2時間強の予定。
昼食は、再々訪となる「廻る富山湾 すし玉」へ。
富山は今回で3回目なので、主な観光スポットはすでに訪問済み。ただ、これまではいずれも冬季の旅行だったので、今回は「富岩運河環水公園」のクルーズに乗ってみたい。
そして、日本で「世界一美しい」と称され、もっとも有名で綺麗だと人気のスターバックスにも寄ってみよう。
夜は、今回なんとか予約が取れた大人気店の居酒屋「いっこまっこ」へ。この店もリピートである。富山湾の海の幸と地酒が目白押しだ。
3日目
駅前の「立山うどん」で白エビ天入りのうどんを食べてから、長野の渋温泉「金具屋」へ向かう。
途中、黒部漁港の魚の駅「生地」で刺身定食を食べる予定。
4日目
最終日は長野に戻り、再び信州そばを堪能。その後、目論んでいたワインや唐辛子、信州味噌などの土産品を購入する。
上信越道、関越道を利用し、3時間弱で帰宅。
とまあ、こんな感じの多彩なドライブ旅行計画となった。
1日目 8月26日(水)晴れ 30~22℃
それでは、善光寺に向けて出発。
自宅を7時に出発し、関越道・東松山ICから上信越道の長野ICへ。善光寺までは3時間余りの道のりだ。
途中、上里SAで一休み。
余談だが、最近はトイレ休憩が定期的に必要になってきた。
年齢とともに膀胱にためられる尿の量が少なくなるからだそうだ。また、自宅でのテレワーク中にトイレを我慢しなくなったことも、一因かもしれない。
善光寺
善光寺
本堂
善光寺の駐車場は、平日だったこともあり、表参道脇の大本願大門駐車場に入れることができた。
善光寺の駐車場は、平日だったこともあり、表参道脇の大本願大門駐車場に入れることができた。
「一生に一度は善光寺参り」「牛に引かれて善光寺参り」で知られる国宝・善光寺。
本尊は、日本最古と伝わる「一光三尊阿弥陀如来」である。
善光寺は、特定の宗派に属さない無宗派の寺院。創建以来およそ1,400年の歴史があり、宝永4年(1707年)に現在の本堂が完成した。
「宗派に属さない無宗派の寺」ということは、今回初めて知った。
宗派にこだわらず、誰でも受け入れる。排他的ではないというところが素晴らしい。
善光寺参拝セット券(共通券)1,200円を購入。本堂内陣、お戒壇巡り、山門、経蔵、史料館を見学できるセットだ。
まず本堂内陣へ。
約150畳敷きの広い内陣で、絶対秘仏の本尊をはじめ、弥勒菩薩像、地蔵菩薩像などを参拝。その後、お戒壇巡りへ。
ご存じの方も多いと思うが、善光寺のホームページでは、お戒壇巡りについて次のように案内されている。
瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる絶対秘仏の御本尊様と結縁を果たし、極楽往生の約束をいただく道場です。
私は今回が2回目。
前回の経験で「極楽の錠前」の位置は分かっていたので、暗闇の中を進み、しっかりと触れてきた。
山門
山門
山門

山門の二階から表参道の眺め
「極楽の錠前」に触れたところで、今度は山門の二階へ登楼参拝。
善光寺の山門(三門)は、江戸時代中期の1750年に建立された国の重要文化財だ。
山門の本尊は文殊菩薩騎獅像で、その周囲には四天王像が安置されている。
残念ながら、山門内部は撮影禁止のため、写真はなし。

山門の二階から表参道の眺め
仁王門
仁王門
表参道を眺めながら進み、仁王門をくぐる。
表参道を眺めながら進み、仁王門をくぐる。
そこには迫力満点の仁王像(金剛力士像)が立っている。
向かって左側が阿形(あぎょう)像、右側が吽形(うんぎょう)像。
高村光雲と、その弟子である米原雲海の合作で、その大迫力は見事だ。

阿形像

吽形像
表参道
さらに進むと宿坊群が続く。

宿坊

阿形像

吽形像
表参道
さらに進むと宿坊群が続く。

宿坊
この日の長野市は最高気温34.4℃。表参道を楽しむには、ちょっと暑すぎる。
表参道では、唐辛子で有名な「八幡屋礒五郎」に多くの観光客が集まっていた。
この大門町の本店には、自分好みに七味をカスタムブレンドしてくれるサービスがある。
我がグループも、
・七味 28g 864円
・ゆず 12g 713円
・山椒 12g 1,026円
を購入。
英文のパンフも置いてある。
ちなみに、一般的な七味唐辛子は次の7種類の素材で作られている。
七味の7つの素材
・唐辛子(蕃椒/ばんしょう):全体のベースとなる鮮烈な辛味
・山椒(さんしょう):ピリッとした清涼感のある辛味と香り
・生姜(白薑/びゃっきょう):キレのある辛味と爽やかな香り
・麻種(おたね):プチッとした食感と独特の風味
・胡麻(ごま):香ばしさとコクをプラス
・陳皮(ちんぴ):ミカンの皮による爽やかな柑橘の香り
・紫蘇(しそ):引き締まった和風の香り
八幡屋礒五郎
蕎麦「たき澤」
蕎麦「たき澤」
そうこうしているうちに11時過ぎ。
計画していた蕎麦屋「善光寺表参道 たき澤」へ向かった。Googleの評価4.4という人気店だ。
この店は、軽井沢発祥の人気蕎麦店「川上庵」の新ブランド店とのこと。
数年前に軽井沢の「川上庵」で食べた蕎麦が絶品だったので、その味は今でも覚えている。
11時過ぎに入店すると、2番目の客だった。中庭が見える席に案内してもらう。
十割蕎麦
そば殻の茶色い細かな斑点が入った、濃い色の太切り蕎麦だ。
すすると蕎麦の香りが口いっぱいに広がる。噛めばしっかりとしたコシがあり、蕎麦の味がさらに広がる。
個人的には大好きなタイプの蕎麦。
70余年生きてきたが、今まで食べた蕎麦の中で一番うまいかもしれない。
ゆっくり味わった。
最後に蕎麦湯を口にすると、満足感がじわじわと広がっていくのが分かる。
蕎麦の余韻を感じながら、しばらく表参道をぶらぶら。
しかし、何しろ暑い。
早々に切り上げ、グランルークへ向かうことにした。
GLANPROOK飯綱高原
GLANPROOK飯綱高原
自動車で30分余り。GLANPROOK(グランルーク)飯綱高原に到着した。
周辺には大座法師池、大谷地湿原、飯綱湖などがあり、戸隠神社なども近い。
飯綱高原の標高は約800~1,200m。中心地や観光エリアは、おおむね1,000m前後だという。
さすがに高原だけあって涼しい。
GLANPROOKはオールインクルーシブ。Google評価4.1の人気高級グランピング施設だ。
広さ49㎡の直径8mのシングルドーム内に、天蓋付き、幅170cmのクイーンベッドが2台配置されている。
ドームの大きな窓からは、北信五岳の雄大な山並みや、緑豊かな木々をゆったり眺めることができる。
15時にチェックイン。
荷ほどきをして、充電機器などをセットする。
一息ついたところで、本館「GATE HOUSE」2階の大浴場へ。汗を流してさっぱりした。
入浴後は階下のラウンジへ。
軽井沢ビールとミニケーキをいただく。さっそくオールインクルーシブの恩恵にあずかる。
ラウンジにはビールのほか、長野県産の日本酒を中心としたアルコール類や各種ドリンクが用意されている。

軽井沢ビールとミニケーキ
TRATTORIA ALTOPIANO

軽井沢ビールとミニケーキ
TRATTORIA ALTOPIANO
夕食は17時30分から。
2026年8月にオープンしたイタリアンレストラン「TRATTORIA ALTOPIANO」へ。
「ALTOPIANO」はイタリア語で「高原」を意味するそうだ。
注文したのは、季節のイタリアンフルコース10,200円。
季節のスープ、畑のバーニャカウダ、前菜、季節のパスタ、メインディッシュ、パン、ドルチェ、コーヒーまたは紅茶という内容。
どの料理も、味にも見た目にもきちんと主張があり、満足した。
ピザの窯
飲み食い大満足で部屋へ戻る。
飲み食い大満足で部屋へ戻る。
ベッドは寝心地が良く、今夜はぐっすり眠れそうだ。
……と思っていた。
ところが、この後から明け方まで猛烈な雷雨。
近くに雷が落ちるたびに、猛烈な音と地響きがする。
翌朝、スタッフから「本館にも落雷があった」と聞いた。
富山県氷見市を中心に襲った線状降水帯の影響だったようだ。
こんな雷雨の中では、本館までトイレに行くのも一苦労。
トイレ・洗面付きの部屋で本当に助かった。
ちなみにトイレ付きの部屋は、EXECUTIVE SUITE AREAの4部屋だけ。
有難や、有難や。


















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