母です。

宮延ドラマにはまったのは、「宮延女官チャングムの誓い」以来久しぶりです。イサベル~波乱のスペイン女王~を、2話から偶然に見ることができました。見逃した1話は、幼少期のイサベルの苛酷な運命の始まりを描いたものです。
このドラマに何故これほど惹きつけられたのか謎です。今までにもドロドロした宮延ドラマはたくさんありました。その中でちょっと違うと思ったのは、歴史スペクタルとして1話ごとにイサベルの生き方が伝わってきたからです。「自分の運命は自分で決める。」と、サブタイトルが良かったせいかもしれません。
 スペインの荒野を馬で駆けるイサベルの姿が印象的です。旅ごころは、足跡を訪ねてみたい気持ちになりました。イサベルの1451年生誕から1504年に死去するまでの53年間の足跡をたどることができたらいいな!
☆旅の始まりの地図

マドリードから出発です。
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地球の歩き方地図転載

☆スペイン女子旅★日程表

2020/3/2(月)
マドリード空港着 空港ホテル泊

2020/3/3(火)
アビラ泊
イサベルの生誕地は、マドリガル デ ラス アルタス トレスでアビラから74キロの距離です。マドリガル宮殿は、イサベラの母が精神錯乱で幽閉された場所でもあります。メディナ、デル、カンポは、イサベルが死去した地です。
これから訪ねるアビラは、イサベルが17歳のとき兄エンリケ王の勢力から逃れた場所です。アビラの修道院に隠れこもっていました。

2020/3/5(木)
セコビア泊
イサベルは、街はずれのセコビア城にいました。セコビア城は、王室の財産を保管する場所でした。兄のエンリケ王の訃報を知り、イサベルは23歳7カ月でカスティーリャ、レオン王国の女王になりました。サンミゲール教会で載冠式が行われました。

2020/3/7(土)
サン セバスチャン泊
バスク地方です。美味しいものがたくさん食べられます。バルだらけです。フランスの国境近くですから、ピレーネ山脈を超えて当時の歴史上の人物がブルゴス目指して通ったかもしれません。もちろんバルはありませんでした。

2020/3/9(月)
サラゴサ泊
イサベルとアラゴン王子フェルナンドが結婚して、サラゴサのアルファリア宮殿ですごすこともありました。素敵な宮殿です。

他にもコルドバ、ロンダ、マラガ、グラナダ、トレド、マドリードとイサベルゆかりの地を訪ねてきます。足跡をたどるなどできませんが、当時のイサベルの物語を追って訪ねることはできます。女王として、妻として、母としてこれほど精いっぱい生きた女性はいないのではないでしょうか。

その凄い生き方の一部分をお話しします。
イサベルは、政務に追われ馬で移動する日々でした。馬に乗り駆け巡る生活は、妊婦には苛酷でした。身ごもっては流産します。そのような環境で一男四女を授かります。子供を産んだ場所が、全員違うのです。宮殿でゆっくりお産をする余裕がなく、働きまわる日々でした。月満ちて産気づいた場所でお産をします。どこでお産するかわからなかったわけです。

☆お産の場所と地図
アルカラはマドリードから30キロ、ドゥエニャスは鉄道で3時間の距離
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地球の歩き方地図転載

長女イサベル…ドゥエニァス、長男ファン…セビーリャ、次女ファーナ…トレド、三女マリーア…コルドバ、四女カタリーナ…アルカラ

なんて凄まじい生活なんでしょう。スペイン統一といっても、この時代にはまだ首都がなく町から町へ行って政務をするしかなかったのです。スペインの厳しい寒さや暑さにも耐え移動して政務を行いました。
身分の高い者は子供を産むのが務めなど、女王は大変だったのねーと思いませんか?

☆世界遺産の宝庫
スペインは、世界遺産の宝庫。これにも目を向けたいです。 ◎アビラの旧市街と城壁外の教会群 ◎セコビア旧市街とローマ水道橋
◎古都トレド
古き良き時代の建物の多くが残っているスペイン。ホテルも由緒ある建物を使っています。旧市街を歩くと歴史の中に埋もれてしまうかもしれません。イサベルのすごした古都を歩きながら(イサベルは馬で走った。)何か特別な空気を感じられたらそれだけで満足すると思います。21日間のスペインの旅はもうすぐです。



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