個人旅行大好き!村山さんちの家族旅行記!

ツアーを予約して、集団でゾロゾロ海外で観光。帰国して、思い出すことはなんですか? そういえば、何したっけ? そんな経験ありませんか? そうです。添乗員に着いていくのはラクですが、そんなに覚えてないことが多いんです。さらに、 そこは興味ないんだけど^^; ってことないですか? どうせなら、自分が本当に興味あるとこだけ、訪れたいですよね!? そんな方に読んで欲しい、完全個人手配の旅行記です!

2023年11月

2023 8/17(木)


☆おいしいワイン見つけた!


スイス自然満喫の旅は、大好きなワインに出会う旅でもありました。ツェルマットは思っていた以上においしいワインの産地でした。
利用したレストランのすべてが地元のワインを使っています。
中でもFendant(ファンダン)とHeida(ハイダ)は、必ずメニュー表にありました。


★Fendant

Fendant(ファンダン)は、フルーティーでドライな白ワインです。
ブドウ品種はシャスラです。ヴァレー州で作られた白ワインだけをFendantと呼んでいます。


ツェルマットはヴァレー州にあります。
標高650m~800mの傾斜地にブドウ畑があり標高の高い産地です。
マッターホルンやアルプスに囲まれ、ローヌ川渓谷沿いにブドウ畑があります。
スイスワインの約50%をを生産しています。生産量のほとんどが国内で消費され輸出は1%です
赤ワインのピノ・ノワールやガメイもフレッシュで軽く飲みやすいワインです。

ローヌ川沿いにブドウ畑が広がっています。
ローヌ川スイス


★Heida

Heida(ハイダ)は、ドライな味わいとフルーティーな香りがするワインです。
フィスパ川のほとりから1150mの山の斜面にブドウ畑が広がっています。ツェルマットへ向かう電車の右側の山の傾斜地帯にブドウ畑が見えます。あの高い場所にブドウ畑があるなんて思ってもいませんでした。後から知ったことですが、ブドウの段々畑が見えるのは、Visp駅(ビスプ駅)辺りの車窓からでした。スイス・ヴァリス州のフィスパーテルミネン村で生産されています。

ローヌ川とフィスパ川が接する辺り
visp駅
Googleより転載


☆ワイングラスのこと

★赤ワイン用グラス

赤ワイン用のグラスは、大きめで飲み口のすぼまった形をしています。
ワイングラスの内側にワインの香りをためるスペースがあり、ワインを空気にふれさせ味と香りを引き出すためとか。


ワインレッド

東洋佐々木ガラスより転載

グラスにワインを注ぐ量 グラスに3分の1位 120ml~150ml位




★白ワイン用グラス

小ぶりで飲み口のすぼまりが広い形。白ワインは冷やして飲むことが多いのでワインの温度が上がらないうちに飲み切るサイズのため小ぶりです。

ワイングラス白
東洋佐々木ガラスより転載

グラスにワインを注ぐ量 90ml位


国や地域、様々なワインによってグラスの種類や使い方があるようです。
我が家では、同じサイズのグラスを赤、白両用で使っています。
赤のグラスは大きくて洗う時に割れないようにとても気をつかいます。扱いにくいのでついつい中間のグラスを使ってしまいます。
スワリングをして香りを楽しむためにも、クルクル回してこぼれないくらいのサイズのグラスがあれば充分です。


☆ワイングラス1杯の値段は?


ワインボトル1本から グラス6杯分 <1本 750ml><グラス1杯 125ml>

赤ワインならグラス120ml~150ml位で少なめに6杯分取れそうです。
白ワインならグラス90mlから100ml位で7杯~8杯分取れそうです。


1CHF165円 Restanran Nico のメニュー表より

Fandddant(白)1dl(100ml)5、5CHF(908円)  
 ボトル1本7,5dl(750ml)52CHF(8、580円)

Heida(白) 1dl(100ml)8,5CHF(1、403円)
 ボトル1本7,5dl(750ml)58CHF(9、570円)


1CHF165円 Restanran Stadel のメニュー表より

ピノ・ノワール ヴァレーオールド GLAS 7,5CHF(1、238円)Bottle 44,00CHF
(7、260円)

Restanran Stadel
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FandddantもHeidaもフルーティーでドライな味わいが、とてもおいしく感じました。このような口当たりの良いワインが安価でスーパーマーケットに出回っています。ワイン好きの人には羨ましい限りです。世界に1%しか輸出されていない希少なワインが飲み放題です。
とにかく安い。2千円前後でおいしいワインが手に入ります。

COOP
COOP地図
Googleより転載

ツェルマットのスーパーの中で品揃えは1番
コープツェルマット
Googleより転載

Denner
ディナー地図
Googleより転載

ワインの品揃えは少ないですが色々なお酒の中で存在感があります。
ディナー酒
Googleより転載

ミグロス
ミグロ地図


ミグロスにお酒のコーナーはありませんが、お酒の専門店が隣にあります。入口の右手の同じ建物の中です。少し覗いてみましたが、ワインの品揃えもまあまあでした。
ミグロスの呼び名を、地元の人はミグロと呼びます。


☆おみやげ買いました。

ファンダン デュ ヴァラ(白)辛口<ダム ド シル>
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ハイダドルフ(白)辛口<ヨハネスべルク ヴィステルミネン>
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ハイダ(白)辛口<フルール アワー ロン>安い!
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ファンダン デュ ヴァラ のワインの名前は、Google翻訳で<ダム ド シル>と言って淑女とか女性を意味していました。フルーティーで香りも良く暑い夏に冷やしてグイグイ飲みました。おいしかった!このひと言です。



ハイダドルフのワインの名前は、<ヨハネスベルク ヴィスぺルテルミネン>
ヨーロッパで最も標高の高いブドウ園からのワイン。フィスパーテルミネンで製造、加工されています。本物の製品を意味するプロ モンターニャが表示されています。
辛口でフレッシュなピーチの味わいは、スイスワインの魅力がいっぱいです。おいしいワイン!に
巡り合えました。

ファンダンもハイダもいろいろな種類がある中で、おいしいワインに巡り合えたということは偶然ではないかもしれません。この4日間で飲んだツェルマットのどのワインもとてもおいしく感じました。
素晴らしいワインがまだまだあると言うことです。私たちは、ヴァレー州のほんのいくつかの種類のワインを知っただけです。全てのワインを飲み比べることは不可能でしょうから、たまたま出合ったおいしいワインに乾杯しましょう。ワインのおいしい国スイスは、また訪れたい国になりました。


値段も2千円前後からありハイダの<フルール アワー ロン>は、安くておいしくてホテルの冷蔵庫に常備して吞んでいました。おみやげのワインは、3千円前後でした。




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2023 8/17(木)


☆ツェルマットのレストラン紹介

ツェルマット3泊4日の中で、食べに行ったレストランをいくつか紹介します。


☆Restanran Vieux Valais Nico
ランチ 11:45~14:30  夜 18:00~0:00
水曜 休み
日本語メニュ有   Google評価 4・7



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ニコ 地図
Googleより転載


  
<1CHF 165円>
生ハムとメロン 前菜 27CHF 4、455円
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カボチャクリームスープ12,50CHF 2、063円
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シャラティエッリパスタ海の幸入り 30,50CHF 5、033円
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★お酒

< 1CHF 165円><1dl  100ml><7,5dl    750ml><1cl  10ml>

 Aperol spritz  12CHF       1、980円
Prosecco 1dl 9CHF     1、485円
Zemato Bier (ビール)33cl  6,50CHF    1、073円

ワイン

Fandant (白) 7,5dl <ボトル 1本> 52CHF     8、580円  1dl   5,5CHF 908円
Heida     (白) 7,5dl <ボトル 1本>58CHF  9、570円  1dl  8,5CHF  1、403円


料理を注文してすぐに、トマトのブルスケッタが出てきました。(コぺルトなし)
まるでイタリアにいるみたいです。ここはイタリアンレストランですから。
このサービスは嬉しいです。料理の楽しみが広がります。
料理の見た目もいいし、味もよし、量も大盛りです。
従業員のサービスが良く大満足のレストランです。ディナーの予約をした方がいいと思います。
予約なしでも、㏘6:00~㏘8:00までなら空いていることもあります。
Restanran Nicoは、お気に入りのレストランです。夕食に2回行きました。

 
☆Restaurant Stadel  
12:00~22:00
無休 Google評価4・1


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スターデル 地図
Googleより転載


<1CHF 165円>
トマトフォンデュ 30CHF 4、950円  
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ロスティ 16CHF 2、640円 
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★お酒

ピノ・ノワール ヴァレーオールド(赤)グラス 7・5CHF 1、238円 
アペロール スピリッツ  グラス12・00CHF  1、980円

スターデルはチーズもワインもツェルマットとヴァレー州のものを使っています。


雨が激しく降っているテラス席で温かいフォンデュを食べました。
トマトのフォンデュは、フォンデュが苦手な人でも独特な味と香りがないので美味しく食べられます。
テラス席からは教会の塔が見え、なかなかの景色です。靴と足元が濡れているので、あえてこの雨降りのテラス席を選びました。5年前は晴れた日でテラス席は満席で店内はガラガラでした。この日は逆でした。ツェルマットにしては、値段も少し安いような気がしました。昼食に利用しました。


☆Hotel Derby
無休  Google評価3・6

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ダービー地図
Googleより転載


<1CHF 165円>
カルパッチョ 24CHF 3、960円 トマトのモッツアレラ 19CHF 3、135円
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ロブスタースープ 13CHF 2、145円
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キノコのリゾット 24,50CHF 4、043円
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★お酒

ZERMATT BIER (ビール)   6,90CHF  1、139円
FENDANT(ワイン白) 1dl 4,80CHF  792円


夕方になっても雨が降ったり止んだりです。お目当てのレストランに行く途中で気が付いたのですが
水曜日はお休みでした。ツェルマットのレストランは水曜日がお休みのところが多いです。
バーンホフ通りのいくつかのレストランをチェックしたのですが満席です。雨宿りにレストラン
ダービーに入ったところ、陽気でテキパキ仕事のできる店長が席を用意してくれました。
イタリアとスイスの料理を融合させた料理が美味しかったです。特にロブスタースープが美味しいです。

Restanran Nico テラス席
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ツェルマットのレストランは、スイス料理専門店とイタリア料理のお店に行きました。どちらも
おいしくいただけたので満足です。その他にも何軒か候補があったのですが、水曜日が定休日だったり
予約なしで入店できなかったりで事前の下調べの必要を感じました。
スイスのお酒は、ツェルマット マッターホルンビールが辛口でおいしかったです。
ワインはFandant(白)や Heida(白)が大抵のレストランにありました。
辛口ワインの好きな人にとっては最高です。
ピノ・ノワール ヴァレーオールド(赤)もヴァレー州の代表的なワインで好きです。
おいしいワインに出会うことができたスイスの旅はまだまだ続きます。








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2023 8/17(木)

 最高気温 24度
 最低気温 17度

☆ツェルマットの街歩き!


ツェルマットの最終日17日は天候不順でした。ホテルの朝ごはんを早々に切りあげスケジュールを見直すことにしました。
予定していたシュヴァルツゼーからツェルマットまで10kmのハイキングを中止することにしました。
マッターホルンに最も近づける場所なので楽しみにしていました。残念ですが仕方ありません。
そうだツェルマットの街歩きをしよう!全員一致で決まりました。
曇りがちで肌寒い日です。街歩きと言えば買い物です。

バーンホフ通り
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メインストリートのバーンホフ通りを歩きます。バーンホフ通りは花を飾った古いシャレーが美しい。
レストランにギフトショップが並ぶ通りは観光客でいっぱいです。
おみやげに何を買うか考えるよりも先ずはショップに立ち寄り商品を手に取って見ることから始めます。

バーンホフ通りを歩く
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レダラッハ
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駅前広場のショップはお手頃なツェルマットの名前いりのTシャツや文房具など売っています。
チョコレートのレダラッハが駅前にあり、リンツチョコレートは通り中央の右側にあります。
教会のあるキルヒ広場周辺は、おみやげ屋がたくさんありカウベルや木工品の牛がぎっしり並んでいます。

マーモットの泉 キルヒ広場 おみやげ屋さんがたくさんある。
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バーンホフ通りを左に入り、テニスコートとスーパーミグロスの間の道を下りながら進むとフィスパ川に出ます。
毎日の雨模様で水かさが増しごうごうと流れるフィスパ川沿いを歩きます。
雨が降った後は急に寒くなります。現在の気温は13度です。暖かい上着がほしいです。ふるえながら歩きます。


ツェルマットの散歩地図


川沿いを歩いていると、真上にあるのは日本人橋と呼ばれている橋です。この橋の上に出る方法はないか道路の右側を探してみたのですが見つかりませんでした。
川の反対側にあるエレベーターに乗る人がいます。目の前の橋を渡って反対側に行くことにしました。エレベーターは広くあっという間に上へ到着です。
エレベーターの中は雨上がりのせいか、臭い匂いが充満していました。

日本人橋からフィスパ川を見る  下流にスネガ行きケーブルカー駅
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日本人橋の中央に立ちマッターホルンをみましたが雲に隠れて見えません。この川沿いの道を上流へ
10分くらい歩けば、シュルーマッテン・リフト乗り場があります。ゴンドラリフトに乗ってシュヴァルツゼーやマッターホルン・グレッシャー・パラダイスへ行きます。

この川の下流を10分ほど歩けば、スネガ行き地下ケーブルカー駅です。
橋のふもとに、下のフィスパ川の川沿いに下りる階段がありました。


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橋を渡ると左に教会、右に墓地が見えます。坂の上は、小さなキルヒ広場です。おみやげ屋さんがたくさん並んでいます。ツェルマットで最もにぎやかで楽しい広場です。
バーンホフ通りでお買い物をしながら、脇道に入りフィスパ川に出て川沿いを散歩します。そして日本人橋を渡ってまたバーンホフ通りに出るコース。コンパクトでいいと思います。


この小さな広場からマッターホルンが良く見えます。


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教会
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可愛いおみやげ屋さんを見つけました。小物がたくさん並んでいます。犬のぬいぐるみや人形、メダルなど買いたくなるような物がたくさんあります。
スイスの木材を使った写真のフレーム、マッターホルンのグラスなど買いました。

可愛いおみやげ屋さん
matterland 写真

matterland sovvenirs



バーンホフ通りは、おみやげの品揃えがツェルマットで一番と評判のヴェガやリンツチョコレート
ショップがあります。スイスメイドの時計店、スポーツ用品店、その他ブランド店が軒を連ね飽きません。スイスの古いシャレーを見ながら、スイスらしい雰囲気に浸るのも良いものです。


Linzおみやげ


おみやげ屋さんを覗くだけでなく、文房具店にはスイスメイドの万年筆やボールペンがあります。
薬局のテスタ・グリジアにはスイスメイドの高品質の石鹼や化粧品があります。その他薬局も覗いて見るとお気に入りが見つかるかもしれません。スーパーマーケットはバラマキみやげの宝庫。
コープ、ミグロス、ディナーは品数も多いです。
ツェルマットは、買い物をするにはちょうどいい広さの街並みです。ぶらぶらしながら街歩きをして
マッターホルンもいいけど、おしゃれな店でお買い物をします。こんな時間の過ごし方も楽しいです。
時間と余裕があれば、スイスメイドにこだわって品物を選ぶことをおすすめします。



☆ちょっと一言

スイスの夏は暑い。インターラーケン、シュピーツ、グリンデルワルトは、30度越えです。
でもツェルマットは、最高気温が22度~24度です。標高1604mの村の夏は涼しいです。
急な雨の後の夕方は、13度くらいに冷えてライトダウンがほしくなります。5年前の夏は日中の最高気温が27度になったこともありましたが、朝・夕はとても冷え込みました。
いつも暖かい羽織るものをバッグに入れて準備することをお勧めします。





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2023 8/16(水)

 最高気温 22度
 最低気温 16度


☆逆さマッターホルンへハイキング

ローテンボーデンの駅からリッフェルベルク駅までハイキングするコース。
片道約3キロ 約1時間程度の比較的短いコース。初心者向け。
リッフェルゼーの湖に映る逆さマッターホルンを見るのが目的


リッフェルベルク地図


ゴルナグラートからローテンボーデンまで氷河とマッターホルンを見ながら下るルートは、それほど難しいルートではないと言われます。ですが高低差が結構あるし、険しい岩場を歩くので母にとって大変だったと思います。
今回のスイス旅行で母が1番楽しみにしていたチャレンジングなハイキングなので、できるだけ応援
したいと思い計画に入れました。
母がローテンボーデンの駅から1人下山するので、駅で見送ってから逆さマッターホルンに向けて出発です。ローテンボーデンの駅から坂を駆け下りてすぐに湖が見えてきました。


リッフェルゼーの湖 マッターホルンに雲が
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左手は険しいリッフェルホルンの岩場です。湖畔まで近づいても逆さマッターホルンは見えません。
午前中の方が見える確率が高いそうです。
しばらく歩くと二つ目のウンターリッフェルゼーがあります。こちらの湖も逆さマッターホルンは
見えませんでした。この湖は人口的に作られたものとか。自然か人口か区別出来ませんでした。


ウンターリッフェルゼー
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途中マッターホルンが良く見えました。
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草原が続きます。
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小さなお花畑がありました。
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草原からマッターホルンを見て。
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リッフェルベルク教会とマッターホルン 
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ロープウェイ駅の前のレストラン
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ビッフェ・バー リッフェルベルク
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遅いランチです。フォンダン(白)2dl 9,0CHF 1、485円 
おつまみ 20,90CHF 3、449円 ケーキ 7,5CHF 1、238円 他


どちらかと言うとなだらかなコースのハイキングでした。このコースの方が母にとって楽だったのではないかと考えました。「お母さんも一緒に来れば良かったね。」と思いました。



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2023 8/16(水)

 最高気温 22度
 最低気温 16度

☆ゴルナグラート終点駅からハイキング 


ゴルナグラート鉄道の車窓から見るマッターホルンの全貌は、見る人を感動させます。
ツェルマット駅を出発するとすぐ右手に見えて来るのがツェルマットの村です。
遠くに教会の塔が見え、ゆっくり見ている間もなくマッターホルンが迫ってきます。


マッターホルンの全貌が
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この辺りから右手の車窓は、スマホを持った人でいっぱいになります。
ツェルマット村からはマッターホルンを半分しか見られません。
早く全貌を見たいと思う人が多いと思います。


ツェルマット駅から見たマッターホルン
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私達は出発が遅れて9時過ぎた為にゴルナグラート鉄道GGBの乗り場は大変混んでいました。電車の右手の席を確保するどころではなく、席を確保することすら難しい状況でした。


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朝1番の電車で(夏は7:00amがある)出発するのは無理でしょうが、次の電車8:00amには出発したいものです。高低差のある上り坂やカーブがあるので
40分弱の所要時間でも座って乗りたいです。できれば右側の席で。私だけ奇跡的に左側の席に1人で座りましたが、マッターホルンは少ししか
見ることが出来ませんでした。このことだけでも楽しみは半減してしまいます。

右にマッターホルン(4478m) が見えます。
ごるなぐらーど 地図
aoitrip・jpより転載

マッターホルンビューを確保するには優先搭乗券も別売りされているようです。先に並んでいる乗客より3分前に乗車でき、好きな席が取れるチケットです。指定席ではありませんが、ハイシーズンの混雑から解放されたい人には必要です。


ここまでしなくてもいいかなと思いました。そうでなくても乗車券がものすごく高いです。
8月の時期で往復 126CHF。
スイストラベルパス有効で50%の半額です。63CHF 1CHF165円×63CHF=10、395円
電車は24分おきに出発しているので、1本待てば1番で並べる可能性があります。


ゴルナグラート駅からハイキング 出発です。


ゴルナグラート駅 終点(3089m)。 改札口を出てすぐ、駅舎のアーチをくぐって見渡すと瓦礫の山が広がっています。前方の高台は線路です。主に線路の左側の急斜面を歩きます。線路沿いを歩いたら30分くらいで次の駅ローテンボーデンに着けます。

少しでもモンテローザやリスカムに近づくためには、この急斜面の道なき道を歩いて行かなければなりません。あの車窓から見たモンテローザやリスカムの絶壁を見てみたいと思いました。

ゴルナグラート地図


石ころだらけの坂でここがハイキングコースとはとても思えません。ガイドブックのおすすめのコースは、次の駅ローテンボーデンから紹介されています。

終点駅には小さな展望台があります。
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滑って転びそうな石ころをトレッキングポールで確かめながらの足運びになります。傾斜を少し下っただけで、びっくりするほどの景観です。
氷河が見え4000m級の山々が大きく迫ってきます。転ばないように下ばかり見ていたら周りの景色が見えません。立ち止まって絶景を見てはまた歩きます。

下ばかり見て歩いています。
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大きな岩が重なって溝を作っているので歩きにくいです。ほんとうに下ばかり見て歩いています。
この傾斜を下るには、右か左か中央かどっちにするかトレッキングポールと相談して歩きます。

モンテローザ、リスカム 氷河
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左横を見ると、モンテ・ローザ(4634m)、リスカム(4532m)、カストール(4223m)ポリュックス(4089m)が近くに見えます。

リスカム、カストール、ポリュックス 氷河
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左にもっと近づいてみれば崖っぷちになっていて4000m級の山々の深いすそ野を見下ろせました。そして進行方向には、ずっとマッターホルン(4478m)が見えます。

リスカム、カストール、ポリュックス
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振りかえれば 美しいモンテローザ
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傾斜のある足場の悪い山を電動自転車で上ったり下りたりする人もいます。石ころに邪魔されて転倒しても怪我していないのが不思議です。
傾斜がありすぎてリタイヤした人もいました。私達は下りだから少しは楽ですが、上りのグループは苦しそうでした。
ゴルナグラート鉄道は、往復チケットを買い途中下車しても、また乗車することができます。
区間内は乗り降り自由です。往復チケットは、当日限り有効。
一部の区間をハイキングする場合は、それぞれの区間のチケットを購入した方が良いかもしれません。


大きな岩が重なり合った岩場の隙間を歩くと、登山靴が挟まったりします。高低差のある岩を下りる時は、下に足が届かず子供たちに支えてもらいました。
足場の悪さはいろいろありましたが、何とか下ることができました。このような体験は2度とできないかもしれません。1時間30分くらい時間をかけました。絶景を堪能するには少ないくらいの時間でした。


ブライトホルン
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ブライトホルン(4164m)が近づいてきました。この近くまで来ると小さな高山植物が見られる
ようになります。岩と石ころの瓦礫から少しホッとするような足元の景色です。
線路も近いので、次の駅ローテンボーデンも近いです。
ブライトホルンの良く見える場所でしばらく立っていました。美しいモンテローザは見えません。
5年前に車窓から見たモンテローザ、リスカム、カストールなどの美しい山々に憧れ、いつかは
歩いてみたいと思っていました。願いが叶いました。


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坂を上ったらローテンボーデンの駅があります。坂を下りたら逆さマッターホルンの見える湖が、すぐそばにあります。

私はローテンボーデンから電車に乗って先にホテルに帰ります。子供たちは逆さマッターホルンの
見える湖を歩くコースでリッフェルベルク駅まで歩きます。



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