2018・8・19

 今日も快晴です。朝晩は涼しいですが、日中は暑いです。でもカラッとしているので、汗をかくほどではありません。強い日差しを防ぐための日焼け止めクリームは欠かせません。
 今日はハイキングに行きます。フィルスト展望台からバッハアルプゼーまで、往復約2時間のコースです。スニーカーで登れる初心者向けのハイキングコースです。

☆フィルスト展望台のゴンドラ乗り場
 出発は、8時30分です。ゴンドラ乗り場まで近かったのですが、山の麓にあるドルフ通りはカーブのある上り坂です。ゆっくり歩きました。車椅子も少しガタガタして乗り心地が悪そうです。ゴンドラ乗り場入口は、レストラン アルテ ポストの右横から入ります。

このレストランです。
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ホテルやスポーツ用品店があります。
フィリスト展望台入口

 脇道に入ると急坂になります。急斜面を上る感じです。車椅子を押す手に力が入ります。勢いをつけないと止まってしまうので必死でした。乗る方も車輪を早く回転させ、少しでも進むように頑張ってました。メインストリートのドルフ通りから、それると急斜面になります。それだけ山が近いと言うことでしょう。ゴンドラ乗り場で往復のチケットを購入してから、アウトサイドの車椅子専用入口から入りました。

☆ゴンドラに乗る
車椅子専用のゴンドラがくるのを待ちます。
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これだ!入口に板を敷いてくれた。
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ホテルも町も下に見えます。
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氷河が見えてきました。
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グリンデルワルトから3個目がフィルストです。
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☆フィルスト展望台
 フィルスト展望台につきました。アイガーをはじめとする山々が、一望できます。展望台からのパノラマは、最高です。

ヴェッターホルン 3692m
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シュレックホルン 4078m
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アイガー 3970m
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 アイガーの右手に メンヒ 4107m、ユングフラウ 4158mと4000m級の山々が連なっています。ハイキングコースも初心者から上級者まで様々なコースがあります。
この展望台なら、ヒールを履いてても来られるのでうれしいですね。さっそく景色を背景に、写しましょう!天気がいいので、どこを撮っても絵はがきになります。

展望台からシュレックホルンがきれい。演奏をしています。
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アイガーが見えます。
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クリフウォーク 歩く遊歩道 無料です。
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クリフウォークの先は、アイガーが目の前です。
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大きな岩場の絶壁に沿って歩きます。高所恐怖症の人は無理かも。
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☆クリフウォークを歩くには
 クリフウォークを全て歩くには、フィルスト展望台を出発点にすると、アイガーに背を向けて歩くことになります。できればゴンドラ乗り場から出て牛のいる広場をぬけます。バッハアルプゼーへ向かう途中の左側の入口を出発点にしましょう。アイガーを見ながら歩けます。歩いてすぐ吊橋です。揺れるので、渡る人数が2名に制限されています。とにかく高いので、下を見ると足がすくみます。慣れてくると景色を見渡すことができ、自然の素晴らしさを体感できます。おすすめです!従妹は、私と母がハイキングに行っている間、クリフウォークを2回も歩いたそうです。高所恐怖症ぎみだったのに、完全に克服したと言っていました。

下の道をまっすぐ行き、左側がクリフウォークの入口です。
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大きなカウベルをつけています。鈴の音がにぎやかです。
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 ☆バッハアルプゼーへハイキングに出かけます。午前11時に出発です。伯母と従妹を展望台に残して、「午後1時には、帰ってくるからね。」と軽い気持ちで出かけました。
 
バッハアルプゼーまで、50分。
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 ☆急坂を登る
 クリフウォークの入口を左に見て少し歩くと急坂になります。2167mから一気に標高が高くなります。小さい山を登る感じです。直線を登るわけではなく、山肌に沿って砂利道が斜めっているので、そこまで急坂ではないかもしれません。
坂道をゆっくり登っていきます。登り切った所が少し平になったので安心したら、また坂道が続きます。「もっと登るの?」と、母のがっかりした(~_~;)です。

母です。頑張ります。
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ヴェッターホルンが見えます。
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クリフウォーク、上にシュレックホルン、右手にアイガー
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右方向に牛の群れが。
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急坂を登ったご褒美は、かわいいお出迎え。
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 ☆坂の上に厩舎が
 ここまで来るのにずいぶん歩いた気がしますが、まだまだハイキングが始まったばかりです。振り返るとヴェッターホルンやアイガーが大きく見え、展望台では体験できない景色です。この厩舎のあたりが平坦でホットします。牛もたくさんいますよ。これから歩く砂利道は、アップダウンが続きます。

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 ☆ハンムリセック展望台
 ハンムリセックの展望台は、2245mです。岩だらけの道を登ると崖の上に展望台があります。
展望台と言っても、突き出た崖っぷちに大きな岩がいくつかあるだけです。狭い場所ですが、眺望がとてもいいです。アイガーやメンヒなどの山々が一望できます。フィルストから標高が70m高くなっています。ハイキングの行程ではここまで15分の予定ですが、私たちはその倍以上の40分かかりました。坂が多かったのと、休みながら歩いたせいですね。

ハンムリセックの展望台。
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小川をわたります。
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 ☆グンミヒッタの避難小屋
 グンミヒッタの 避難小屋があります。ハンムリセックからグンミヒッタまで、起伏がゆるやかな気がします。右手に山が迫っていても、小川が流れていたり美しい花々が咲いていたりして心なごみました。左手の谷方面にも、お花畑が広がりベルナーオーバーラントの山々がきれいです。

グンミヒッタ
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小川です。
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お花畑がきれいです。
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 ☆牛用の柵
 途中に柵が道を塞いでいました。一人通れるくらいの柵を押して通ります。道が二つにわかれています。細い道は岩がゴロゴロして歩きにくそうです。尾根沿いを歩くので、少し近道かもしれません。広い道は砂利道で高低差があり、下に下りるとき滑りそうです。整備されているのは、電動自転車のためです。結局、広い道を選びました。どちらを通っても同じ道につながります。

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 ☆分岐の標識
 左手にアイガー、メンヒ、ユングフラウを見ながら歩きます。母の足は限界に近いようです。立ち止まっては、ふくらはぎを叩いています。ハイキングの行程では分岐点まで55分くらいの予定ですが、すでに1時間半を過ぎています。分岐の標識がありました。「フィルストまで35分ですって!1時間半もかかったのは何故?」「バッハアルプゼーまで5分は絶対ない!30分はかかると思う。」
健脚で登山慣れしていれば、短時間で歩くことが可能なのでしょうね。ゆっくり歩いたおかげで、こんなに素晴らしい景色を満喫できたのです。

分岐の標識
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バッハアルプゼーの湖 やっと着きました。
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 ☆バッハアルプゼー2つの湖
 湖にシュレックホルンが映るのですが、午後1時では無理ですね。雲がすっぽり山を包んでしまいました。見るならフィルストで一泊しましょう。朝早くなら見られそうです。バッハアルプゼーの二つの湖は、山々に囲まれ静かです。

バッハアルプゼーの湖 
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バテバテですね。
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帰る途中にシュレックホルンが見えてきました。
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 ☆バッハアルプゼーの楽しみ方
 初心者向けのハイキングコースと言うだけあって、ミニスカートやショートパンツの人、こどもをおんぶにだっこのお父さんや観光ついでに来たグループの人達などが気楽に登っています。
中でも電動自転車が頻繫に行き来します。車用の道路も整備されています。電動自転車はゴンドラ乗り場で貸し出されていて便利です。この自転車は歩行者と同じ道路を走ることもあるので、お互いに気を付けたいものです。細い道やカーブ、高低差をものともせず走りぬけます。自然の景観を楽しむだけでなく、別の楽しみ方も取り入れているのです。フィルスト・フライヤーやトロッティーバイクなど遊ぶものがたくさんあります。ゴンドラの下をゴーカートが走っていました。ハイキングだけでなく、いろいろな年代の人が遊べる山になっています。
もうひとつのグリンデルワルトを知りました。

にわか雨に濡れたワタスゲ
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帰り道、小さな沼にシュレックホルンが映っています。
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帰ろう!君も一緒に行く?もうすぐ展望台だよ。
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 往復2時間の行程を4時間以上かけて歩きました。17,855歩のハイキングでした。母にとっては、きびしい道のりでしたが、達成感があったようです。帰る途中に膝の痛み止めを飲んで頑張りました。帰ったらゆっくり休んでね。
 フィルストの展望台に、伯母と従妹を4時間以上待たせてしまいました。ごめんなさい。午後3時過ぎに展望台で遅いランチを食べました。




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