8月24日

 氷河特急に乗って、ツェルマットからチューリッヒに向かいます。いよいよスイス旅行も終盤になりました。さみしいけど、まだまだ楽しいことがあります。氷河特急に乗ることは楽しみの一つです。

7時52分発
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 ホテルのチェックアウトを7時にしました。小雨が降っています。スイスにきてはじめての雨です。外に出ようとすると、ホテルの従業員が送りますと言ってくれました。写真がないのが、残念です。
電気自動車です。小型のトラクターで、荷台には屋根がなく荷台の後ろに3人座れる席があります。
運転席と反対に座り、足をぶらぶらして乗ります。アルプスの少女ハイジが、干し草の積まれた馬車に後ろ向きに座るのと同じ気分です。
同じようなトラクターに、作業員風の男の人が4人乗っています。荷台に乗っているのが、様になっています。思わず手を振りたくなります。駅まですぐだったので、もっと乗りたいと思いました。

まだ時間があります。
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 氷河特急の出発には30分も時間があります。ホームに行くともう列車が止まっていました。乗ってもいいらしいです。ところが車掌さんとトラブル発生。娘が何か言われています。車椅子をたたんで姉は歩いて列車に乗るしか方法がないということです。
それなら早くそう言ってくれればいいのに。事前に車椅子の人が乗ることを氷河特急に知らせてくれと言ってました。あんな大きな声であんな言い方しなくてもいいのに。言葉の壁がありました。

狭い乗車口
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 車掌さんも彼女なりに、最高のサービスをしたかったのでしょう。姉は少し歩けるので階段をのぼりましたが、不自由な人だったらどうするのでしょう。こんなに狭い乗車口で、乗車できる方法があるのでしょうか。氷河特急は、第一印象が悪かったです。そしてまさかのバリアフリーではなかったのです。

2等車です。
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荷物は、ここだけど普通な感じ。他の列車と変わらない。
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 期待が高まります。氷河特急のことは、テレビ番組でも雑誌でも見てかなり楽しみにしていました。
早速ボーイが来て、「お飲み物をお持ちしましょうか?」と言いました。映画のワンシーンですよね。
なのに「有料ですか?」と聞いてしまった私。ムードぶち壊しですね。(もちろん有料です。)
2等車にもボーイが来て、サービスをするとは知りませんでした。


窓からの景色
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 ところで私たちの席の後ろの方は、ガラガラです。ほとんど乗っていません。氷河特急の予約は、すぐ埋まってしまうので、個人では取りにくいとの情報でした。だから旅行会社に依頼して、予約をとりました。なのにこの空き具合は。途中から乗るのかな。

食堂車です。私たちの貸し切り状態です。
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メニューです。
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 スイス ワインです。おつまみセットがついてきます。
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おみやげの見本です。両方買いました。2セットも。
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おみやげを売っているおばさん。その他にもたくさん買いました。
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 氷河特急の見どころは、マッター谷やアンデルマットなどの絶景スポットと聞いています。日本語案内が聞こえなくなったこともあり、感動する場面がありませんでした。

川です。
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氷河特急はローヌ川とライン川の源流地帯を行くのが醍醐味。このフレーズを特に期待していたのですが、ごく普通の川が流れているだけでした。やはり雪解けのころしか見られないのではないでしょうか。シーズンオフだったのでしょう。あいかわらず列車の中はガラガラのままでした。


上ってます。
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 氷河特急は、標高の高い山を上り下って行きます。途中で切り替えもあり、走る速度はゆっくりです。独特の揺れが続きます。この揺れが車酔いをさそいます。
車酔いする人は、酔い止めを飲んでください。列車に乗るのが大好きな姉が、はじめて車酔いをしました。一時間前に酔い止めを飲んでいたにもかかわらず。

空がみえます。
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 氷河特急の良いところもあります。空まで見えるパノラマ車両で、ゆったりと過ごす時間はかけがえのない空間であることに間違いありません。
クール駅で降り、チューリッヒ駅に向かいます。お疲れ様でした。

クール駅
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チューリッヒに行くホームです。
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車椅子専用車両
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車椅子専用なのに、階段があります。
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 車椅子専用車両なのに、階段があり狭い乗車口です。都会に近づくにつれバリアフリーでなくなっていきます。チューリッヒ行きもこのタイプの車両だったら困ります。

クール駅はバリアフリーなのに。
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例の黄色い物体は、放置されたままです。

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 SBB CFF FFS 見覚えがあります。よじ登って乗るタイプの乗車口をもつ列車です。この列車に乗る可能性が高い。この黄色の物体は、狭い乗車口の階段に車椅子を運べるのか疑問です。ゴルナグラード鉄道のように、乗車口が広くフラットになっていれば可能ですが。
 乗った列車は、やはり乗車口が階段でした。車椅子のマークのドアから入ったのに虚しいです。しかも車椅子専用の座席の周りは予約席でした。車椅子を座席の間に入れると、3人しか座れません。
そんなこんなでチューリッヒに向かいました。チューリッヒ湖を見ながら列車に乗れたのがせめてもの癒しでした。チューリッヒは、どんな街でしょう。




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