8月23日

 スネガ・パラダイスに行こう!地下ケーブルカーを使って、ツェルマットの町からたった5分で到着してしまうスネガ・パラダイス。想像もつかない場所へ、車椅子で行ってみようと思います。

ゴルナグラード鉄道の横に入る道路からスタート
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スネガ 地下ケーブルカー駅

 駅前のバーンホフ通りから、細長いゴルナグラード鉄道の建物に沿って歩きます。左側の線路沿いを、下って行きます。ゲトヴィング通りです。ゆるやかな坂ですので、車椅子も乗り心地が良いでしょう。この通りは、バスも通ります。道幅が狭いので、端っこに車椅子を寄せて通り過ぎるのを待ちましょう。バスは頻繫に来ないので、そうすれ違うこともないと思います。

線路沿いを歩く。
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 やがて坂を下りると、橋が見えます。橋を渡りはじめて右側を見てビックリ。あのマッターホルンが全貌を現したのです。マッター・フィスパ川が橋の下をごうごうと流れています。しばらくスマホ片手に撮りまくりです。きみどりがかった乳白色の川と、マッターホルンがよく似合います。
この川の上流には、フォットスポットで有名な橋があります。カトリック教会とマッターホルン博物館の間の道路を下って行くとぶつかる橋です。急斜面だったので、行くのをあきらめた橋です。
  橋を渡って左側の川沿いを歩きます。ヴィースティー通りを歩くとすぐ、前方右側に地下ケーブルカー駅が見えてきます。

地下ケーブルカー駅
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午前9時40分にチケット購入。
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ここが、入口です。
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けっこう長い通路だけど、シャレてません?
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ケーブルカーです。右側の車椅子専用の入口から入る。
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段差があるので、板を敷いてから乗せてもらいました。
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最後尾って、すごい場所。
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ゴオゴオとすごいスピードです。チョット恐い。
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着いた!歩ける人は、左の階段。
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車椅子専用の出口を出て、エレベーターに乗ります。
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エレベーターを出ました。
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スネガ・パラダイスの展望台に着きました。
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マッターホルンがよく見えます。きれい!
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 ほんとうに、あっという間に着きました。係りの人のサポートが完璧で、歩いてきたかのように自然に到着しました。車椅子でいることを、しばし忘れてこの絶景を楽しみましょう。

ハイキングに行く人、ロートホルン・パラダイスにロープウェイで。
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 お茶しました。絶景を見ながら、標高2288mに5分で上って来た奇跡を思いながら。天気は晴れです。カラッとした高原の風が心地よく吹く展望台のレストラン。旅物語の最高のエンディングですね。
 ゴルナグラード展望台もスネガ・パラダイスも、トイレが充実しています。もちろん車椅子専用のトイレが設置されています。トイレの中は、清潔で水洗トイレです。これで無料ですから、文句の言いようがありません。ヨーロッパでは、有料の所が多いですよ。有料でも汚いトイレがあります。
 車椅子をサポートして下さる係りの人が、礼儀正しく思いやりがあります。観光地だから当たり前とは思いません。人と人とのコミュニケーションを大事にできるからです。国民性と言ってしまえばそれまでですが、私たちも見習いたいと思います。
 展望台に2時間くらいいました。娘と姪は、ハイキングに出発です。フィンデル村を通って、ツェルマットに戻るコースです。出かける直前まで、私と姉が二人で帰れるか心配していました。私が車椅子を押せるかどうか心配だったようです。「バリアフリーだから、だいじょうぶ。」と言って送り出しました。

ハイキング いってらっしゃい!
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 そろそろ帰ろう。高速のケーブルカーに乗って帰りましょう。マッターホルンをたっぷり見たし、満足度100パーセントってこのことです。あっという間に着いちゃった。

ケーブルカーの出口は、すぐそこです。
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入りやすそうなレストランでランチです。
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 ビールのおつまみにぴったりです。バーンホフ通りを見ながら、ゆっくりと飲み食べました。姉は、マッターホルンをこんなに近くで長い時間見られたことに感激していました。スネガ・パラダイスは、ハイキングできない人にも同じ喜びを与えてくれました。いつまでも心に残る思い出になりました。




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